中学受験において、その最たる要素といえるのは、やはり直接学習指導を行う講師でしょう。別記事にて家庭教師のメリットをお伝えしましたが、今回は私が見てきた塾講師についてお話ししていきます。

  現状、それぞれの学習塾においては正社員として働く者やパートや非常勤、学生アルバイトとして働いているパターンが多いと言えます。各大手学習塾のHPで公開されている会社情報(HPでの公開がないところもあります)によると、

・栄光ゼミナール…1363名(臨時従業員を含まず)
・サピックス(小学部)…非常勤を含み約600名(代ゼミグループ全体の正社員は750名)
・進学塾ena…従業員数1750名(うち正社員212名) 
・日能研…従業員数362名
・四谷大塚…正社員約200名に対し学生アルバイト約750名(他、パート・非常勤講師が250名)
・早稲田アカデミー…従業員766名
(五十音順) 

との記載でした(年度等により誤りのある恐れもありますので、詳しくは各会社のHPをご覧ください)。

 具体的な記載をしている企業が少なく残念でしたが、各会社ともに検索ワードとして会社名を入力すると、関連ワードとして「バイト」が出てくるので、採用しているのは間違いないでしょう。昨今の不況、少子化に伴い、経営も決して楽ではないはずです。特に規模が大きくなれば社員にかかるコスト削減も必要ですから、バイトの比率は大きくなる可能性もあります。

 もちろん会社により方針は様々ですから、年齢の近い学生アルバイトを積極的に利用するところもあれば、学生はスタッフとして採用するにとどまり、直接の指導はベテラン講師が行うべきとする会社もあるでしょう。どちらもメリット・デメリットがありますから、否定はできません。

 学生アルバイトか、プロの正社員か?どちらがいいかはその目的によると言えます。いわゆる難関校受験の場合、やはりプロ、経歴のある先生がおすすめです。これに対して、勉強をしないタイプの子は学生の方が合っているかもしれません。

 ただ、やはり責任という点では正社員、プロの講師が求められます。せっかく仲良くなったバイトの先生も、ふとした理由で去っていってしまうかもしれないからです。また、多くの学習塾や家庭教師センターを利用した場合、辞めていく時にいっさい情報を漏らさないことを約束させられますので、気づくと先生がいなくなるということも考えられます。

 どちらがいいとは一概には考えられません。子どもにとってどちらが合うのか、よく考えなければなりません。

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