心理学の用語にピグマリオン効果というものがあります。これは、

人間は期待された通りに成果を出す傾向がある

というものです。別名、教師期待効果とも呼ばれています。

あくまでも実験的結果によるものであり、科学的根拠はないため定かではありませんが、私の過去の経験上、これはある程度は正しいのではと思います。


まず私自身がそうです。 私はさほど勉強をしろと親に言われることはありませんでした。しかし、100点を取ると、当然に喜んでくれました。また、学校の先生や友達からも褒められ、それが期待であったかどうかは分かりませんが、褒められて嬉しい→だからもっと頑張ろうという思考回路となっていました。

また、塾の先生という仕事を始めてからもそうです。早くから責任のある仕事を任されることで、期待されているなと感じていました。期待には応えたい、そういう当然の想いからより頑張るようになり、 さらに中心的な役割を担っていくようになったのです。

つまり、このピグマリオン効果は正しく言うならば、

人間は期待をかけられると、 その期待に応えようとして努力をし、結果的に成果を出しやすくなる

と考えられます(あくまでも自身の体験に基づく私見ですが)。

 従って、このピグマリオン効果をモチベーション維持のために利用しない手はありません。成績が上がったときはもちろん、点数が下がったとき、宿題が終わらないとき等にもこの効果を利用すべきということです。

例えば、成績が下がったときは

「本当はもっと高い点数を取ることが出来たのにね」

と言ってあげられます。下がったということは、前回はその分だけ高かったわけですから、それだけの力は備わっているわけです。そこをついてあげることで、もっと点数取れたな→頑張ろうと思えるわけです。

また、宿題をやらない時も同様です。これも一例ですが、

「嫌いな××頑張って食べれたもんね。ということは、◯◯は嫌なことから逃げない強い意志をもっているんだね」

と話してあげることで、宿題という嫌なことにも立ち向かえるようになるかもしれません。

このように、良い時ではなく、悪い時こそ、このピグマリオン効果を発揮すべきでしょう。逆に、期待をかけないことで成果も出なくなってしまうというゴーレム効果なんていう言葉もありますので、正しく期待をかけ、受験合格を勝ち取りましょう。

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