中学受験合格のテクニック〜社会と塾・家庭教師選び〜

中学受験を考える親御さん応援ブログです。元塾講師が本音で語る社会の正しい勉強の仕方や受験のテクニック、塾や家庭教師の選び方について紹介しています。

タグ:アルバイト

 通常、中学受験をするに当たっては、①塾に入る②家庭教師に来てもらうのどちらか一方となるのが一般的です。しかし、この両方を併用するというやり方も受験合格のための1つのやり方です。

 どの塾でも基本的に授業では解説が中心になります。そのため、問題演習は基本的に生徒自身に頼らざるを得ません。

 しかし、この問題演習こそが受験合格のための最も大切な部分。にも関わらず、これを生徒に任せることは必要不可欠、やむを得ないことなのです(自宅でテキストを事前に読み、塾で演習というのはかえって期待薄でしょう)。 

 そのため、自宅で、自分自身で宿題をする、問題演習に取り組むというということが必要になります。しかし、この自分1人で勉強するという能力は誰にでも備わっているわけではありません。中には、1人で勉強していて壁にぶつかると一気に集中力が切れてしまうという子もいます。

 つまり、中学受験合格のために最も必要な問題演習という取り組みを、1人でこなすことが厳しい子もいる、ということになります。

 このような子にこそ家庭教師をおすすめします。すなわち、塾では受験合格のために必要なノウハウを学び、自宅では家庭教師についてもらいながら課題を進める、 苦手な問題については解説をしてもらうというのが理想的な指導パターンと言えます。

 また、このような塾と家庭教師の併用の場合、家庭教師についてはプロ家庭教師である必要はなく、むしろ学生にお願いすべきです。まず、併用には当然お金がかかります。重きを置くのは塾の指導ですから、家庭教師についてはなるべく安価な方がいいでしょう。

 また、目的は受験指導ではなく課題の管理・指導にあります。そのためには少しでもやる気を引き出してあげることが必要ですから、年の離れた先生よりも、20歳前後のお兄さん、お姉さんという感覚の方がテレビ番組や好きな歌手など、話が合うため、そこからやる気を引き出してあげることができます。

まとめると、

・塾と家庭教師を併用するというやり方もある
・併用する場合は、家庭教師には課題を中心とした管理をしてもらう
・家庭教師はプロ家庭教師である必要はなく、むしろ学生アルバイトの方がメリットが大きい

ということになります。


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 このブログをご覧頂く方は、子ども当人ではなくその親御さんが中心になると思います。そんな親御さん世代と現在の学校を取り巻く環境は大きく変わっています。中学生で携帯電話を持つのは当たり前になり、さらにはスマートフォンへと進化しています(小学校高学年では約3分の1の生徒が防犯その他の理由で所持しているようです)。
 
 一方で「脱ゆとり」をテーマに新指導要綱がスタートし、学習内容もより高度になっています。事実、私自身いわゆる「ゆとり世代」と言われる時代を生き抜いてきましたが、私が高校時代に学習した内容を今では中学生に教えています

 これらから分かることは一体何なのでしょうか?それは、生徒側ではなく教師側における問題点といえ、

ゆとり世代による質の低下と学習環境を取り巻く変化により、授業の質は低下し、雑務が増え、結果的に一人一人に対してきめ細やかな指導が行き届かなくなってしまう

ということです。決して学校の先生を否定しているのではありません。私自身も同じ世代であり、自身を否定することになってしまいます。しかしながら、多少なりとも楽な授業を受けたことは事実であり、これは受け止めなければならないことです。

 事実、公立中学校の生徒と話していると、「部活の活動時間が短く」感じられます。どうやら「部活はしたいが、顧問の先生が来てくれない」ということがあるようです。部活動を行うと手当もつくようですが、ごくわずか。このようなことも問題なのかもしれませんが、これは教育の現場の問題点であり、親御さんにはどうしようもないことです。

 これに対して私立の中学は非常に丁寧に接してくれるようです。単語のテストや漢字のテストを例にすると、私立中学の場合、合格するまで追試が設けられます。これは、それだけ先生が採点等に時間を割いているという事実に他なりません。公立の学校でもテストはありますが、試験を行って終了、なぜなら前回の記事の通り、能力の開きが出ているため全員に合格をさせることはきわめて難しいからです。私自身、講師という立場になって、いかに採点という業務が大変か痛感しています。ですから、どうしてもやらせっぱなしになる…その結果出来ない子は出来ないままになってしまうのです。


 また、学校として夏期講習を行うのも私立中学の魅力の1つ。全ての中学校とはいきませんが、そういった私立中学は多く見受けられますので、利用しない手はないでしょう。
 以上のように、

 自分のお子さんをクラスの一員としてではなく、一個人として丁寧に見てもらうためにも中学受験によって私立中学に進学する

とういう選択肢もありなのではないでしょうか。

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